ロック クリスタル

ロック クリスタル

ロック クリスタル【Rock Crystal】
水晶(すいしょう)
モース硬度/7
宝石言葉/処女性、潔白、貞節
産地/ブラジル、スイス、マダガスカル、アメリカなど
誕生石/4月

 

クォーツ(石英)は鉱物の中でも最も一般的なものでいたるところで産出されています。
このクォーツの中で無色透明な物がロッククリスタルです。
透明なクォーツなのでクリア・クォーツと呼ばれることもあります。
クリスタル(水晶)という言葉はギリシャ語のKrustallus(クリスタロス=氷)に由来します。
古代ヨーロッパではクリスタルの殆どがスイスやアルプスの万年雪のあるところで発見されました。
そのため、この石は氷が化石になったものだと考えられていたそうです。
日本語の水晶も氷の結晶という意味です。その透明な美しさは人々の心を惹きつけ世界中で魔術師に不可欠な道具として使われてきました。

 

古い時代から、クリスタルは世界中で不思議な力を持った石と信じられ、未来や過去を見通す道具として利用されています。
浄霊や祈祷、宗教的儀式などに用いられてきました。
特に球に磨いたものは、護符、御神体、占いの道具として使用されてきた歴史があります。

 

キリスト教の世界では光を透過するロッククリスタルは、精霊によってイエスを身ごもったマリアの象徴と考えられていました。
マリアがクリスタルであり、その息子のイエスが光だとすれば、息子イエスはマリアを貫き通ったにもかかわらず、彼女は少しも傷つかないことになるからということです。
ケルト神話では、他界からやってくる霊的な使いは、その非物質的な姿にふさわしいクリスタルの船に乗って海からやってくるとされていました。
中世ヨーロッパでは、クリスタルを浸けた甘い蜂蜜やぶどう酒を飲んだり、グリフォンを彫刻したクリスタルの護符を身に付けていれば母乳が豊かに出
るようになると信じられていました。
クリスタルの粉末を溶かしたぶどう酒は、赤痢の薬としても用いられていたそうです。
また、この石でできた護符には悪夢や呪いを退ける力があるとされていたそうです。

 

イギリスでは、クリスタルは「星の石」と呼ばれさまざまな病を治すという言い伝えがあったそうです。
同じ小川から9個のクリスタルを集めそれをその小川の水約1リットルで煮ると成分が水に移り、これを9日間、毎朝患者に飲ませると病気が治ると言われていたそうです。

 

シェットランド諸島の言い伝えでは池でクリスタルの小石を集めその池で足を洗いながら小石を投げ込めば女性の不妊症が治るとされていたそうです。

 

インドではクリスタルは出血を止め、憂鬱症、熱、痔、肺病、らい病などさまざまな病気の特効薬だと考えれれていたそうです。

 

特に上質な水晶はあらゆる毒の解毒剤になったともいわれています。
護符としても、悪い星の影響を追い払い、火事や盗賊からの被害を防いでくれると信じられていたそうです。

 

オーストラリアではクリスタルは『雨石』と呼ばれ、雨乞いの儀式で用いられました。
その方法は部族によってさまざまですが、ある部族ではクリスタルを粉末にし、雨が降っているようにそれを振りまく儀式を行ったそうです。

 

オセアニアの伝承によるとクリスタルには特別な精霊が宿っており、この精霊がシャーマン・ドクターに病気の原因を教えてくれるのだといわれています。

 

ヒーリングストーンとしても万能ですが、他のパワーストーンの効力を高める力もあるため、ヒーリングには欠かせない石です。