誕生石の宝石言葉

誕生石の宝石言葉

1月 ガーネット・・・友情、忠実、貞節、勝利、真実 ・・・旅の健康お守り

 

もともと7種類の石のグループを表すグループ名がガーネット。一番ポピュラーなアルマンダイン・ガーネットの赤い色を連想する方が多いと思いますが、赤・緑・オレンジ・黄色・紫・黒等、多彩な色のガーネットが存在します。 
ガーネットの語源は、ラテン語で"ざくろ"を意味する『グラナトゥム』、和名も『ざくろ石』ですからその色にふさわしい名前と言えるでしょう。紀元前3000年にも使われていたという記録のあるほど我々には古くからなじみのある石です。

 

昔は弾丸に用いられたという記録も残るほど安定しており、古代では、赤色の宝石は血の色を連想し、止血作用があるとして、そこからもめごとを静めるという意味をもっていたと言われます。

 

和名:ざくろ石
主産地:インド、スリランカ、オーストラリア等
色 赤、暗褐色、緑、ピンク、オレンジ、紫、黄など多色

 

 

2月 アメジスト・・・誠実、高貴、心の平和 ・・・信仰心を高める
日本でも古くより高貴な色とされた紫。アメジストの印象的な紫は高貴さの象徴ともいえ、やはり古代より愛されました。
石の語源はギリシャ語の『酒に酔わない』の意味。、「酒の神バッカスが、月の女神ディアナにふられた腹いせに、今から最初に出会った者を猛獣ピューマに襲わせようとしました。そこへ通りがかったのが、美しい女官アメシスト。ピューマの爪が今にも彼女を引き裂こうとした瞬間、惨事に気づいた女神ディアナが彼女を純白に輝く石にかえました。罪を悔いたバッカスがその石に極上のぶどう酒を注いだところ、石はみるみるうちに紫色に染まり、魅惑の宝石、アメジストとなった」というギリシャ神話から名付けられました。
そこから、アメジストというギリシャ語は「酒に酔わない」の意味をあらわし、石は悪酔い防止のお守りとして信じられるようになったそうです。

 

和名: 紫水晶
主産地: ブラジル、南アフリカ等
色:紫・稀にシトリン(黄水晶)と同化した2色のアメトリンが採掘されることがある。

 

 

3月 アクアマリン・・・聡明、沈着、勇敢・・・海難の防止
ラテン語でアクアは水、マリンは海。およそ2000年前に 『海の水』をあらわす色から名づけられました。

 

新約聖書にも登場するほどポピュラーな石で、伝説では、浜辺に打ち寄せられた、海の精の宝物とされていますし、古代ローマでは、月の女神ディアナの石とされているのはご存知かもしれません。

 

海の色を象徴したこの石、昔から航海安全のお守りとして船乗りたちに愛されたのですが、意外にも、ジュエルストーンとして使われるようになったのは20世紀に入ってからのこと。クールでピュアな輝きが、知的な現代人にぴったりといえるでしょう。

 

和名 :藍玉
主産地: ブラジル、スリランカ等
色: 淡青色、青色、青緑

 

 

4月 ダイヤモンド・・・純潔、清浄 ・・・意志力を信念を強める
気の遠くなるほどの年月をかけ、この地球が作り出したダイヤモンド。これほどメジャーな宝石もありませんが、ギリシャ語の『アダマス(征服されざる石)』という語源からも、何者にも傷付けられないこの石を不屈の象徴としたことがうかがえます。

 

ただそのあまりの硬さゆえ、15世紀にオランダの職人がダイヤモンドをダイヤモンドで磨くことを思いつくまでは、ただの硬い石としてあまり注目されませんでしたが、その後17世紀の後半にダイヤの輝きを最高に引き出す"ブリリアンカット"が発明されてからは、磨かれたダイヤモンドがかもし出す、まばゆいばかりの輝きで世界中の人たちを瞬く間に虜にし、一躍ジュエルストーンの代表に踊り出ました。

 

和名: 金剛石
主産地:南アフリカ、ブラジル、シベリア、オーストラリア等
色:基本的に無色、非常に稀に青、ピンク、黄色、緑、オレンジ、赤、褐色等のわずかな発色を示す石が発見される場合もある。

 

 

5月 エメラルド・・・夫婦愛、幸福、誠実 ・・・生き生きとした力を強くする
クレオパトラが愛した石として有名なエメラルドですが、ユダヤ教では、『聖なる宝石』と呼ばれたり、カトリックでは『法王石』とも呼ばれ、古代の人たちにこよなく愛されました。また キリストが最後の晩餐に使った聖杯は、エメラルドを彫ったものだといわれ、中世のキリスト教では、イエスの親切・善良な心の象徴とされて尊ばれていました。

 

昔から『傷の無いエメラルドを探すのは、欠点の無い人間を探すのと同じようなものだ』と比喩されるほど、天然のエメラルドには内包物(インクルージョン)や、細かい傷があるのが一般的です。逆に、あまりに透明度が高かったり、無傷のものは、人工石である可能性が高く注意が必要です。

 

また高度的には十分硬いのですが、ある一定の方向(石によって違います)から力が加わると角砂糖のようにスパッと割れる難点があり、そのはかなさも貴婦人の石と呼ばれるにはふさわしいものだったのかもしれません。

 

和名: 緑柱石
主産地: コロンビア、ブラジル等
色: 緑

 

 

6月 パール・・・健康、純真、長寿 ・・・「海の宝石」
新約聖書や日本書紀にもに記述されている古くから由緒あるパール。古代インドの伝説によれば、海が神に捧げた真珠が神の胸に宿り、その心になったといいます。

 

何の加工も施さず貝から取り出された瞬間に輝きを放つパールは、研磨技術が発達していない古代には最も王侯貴族たちに愛され、クレオパトラが、ローマの将軍アントニウスとの賭けから、真珠のイヤリングの片方を溶かした酢を飲み干したという話もあります。

 

もともとは天然の貝に異物が混入し、それを貝の分泌液が何層も重なり合って形成されたものでだったのですが、1893年に日本の御木本 幸吉さんがはじめて真珠の養殖に成功してからは日本で良質で均質な真珠が取れるようになり、世界各国に輸出されています。

 

和名:真珠
主産地:日本、オーストラリア、ミャンマー、ペルシャ湾、タヒチ等
色:白、クリーム、ピンク、他に着色物も多色存在します。

 

6月ムーンストーン・・・愛の予感
古代のインドでは『月が宿る石』と信じられ、聖なるジュエリーとして大切に扱われてきたムーンストーン。乳白色の怪しげな輝きは見る人や身に着ける人の気持ちをによって輝きを変えるといわれてきました。また古典のなかには、月の満ち欠けによっても輝きが変化すると記され、月が満ちるときムーンストーンはもっとも輝き、月が欠けるとき輝きが薄れるというものもあり、その神秘性をさらに深める逸話になっています。

 

硬度的にはやわらかい石で欠けやすいため、一般的にカボッションカットにカットされますが、そのカボッションカットの表面に現れる淡い輝きが、またこの石の魅力のひとつでも有り、この石の魅力に魅入られた女性も数多いことと思います。

 

和名:月長石
出産地:スリランカ、インド
色:白、青味がかった白、ピンク、オレンジ、グレー等
7月 ルビー・・・情熱、勇気、自由・・・情熱を高める
血の色まで連想されるほどに赤く輝くルビーは、太古の昔から、人々に畏敬の念さえも与えてきました。語源はラテン語の『ルバー』。"赤"を意味する言葉そのものです。

 

まるで情熱そのもののようなルビーの赤は、いつの時代も人々の心を魅了してきましたが、古代ローマでは「カルプンクルス」、ギリシアでは「アクスクラックス」と呼ばれ、その意味はともに"燃える石炭"。インドでは、これを粉にしたものを秘薬として用いていたといわれます。

 

古代神話の世界では、ルビーは炎と戦いの軍神マルスが宿る護身の宝石とされ、権力や富を象徴するもので、大きなルビーを持つものは、財産も名誉も奪われることなく、あらゆる危機や天災から逃れ、生涯平和に過ごすことができると伝えられたため、当時の権力者たちは、ルビーをこよなく愛したとされています。

 

鉱物的にはサファイアと同じコランダム鉱石ですが、多色の存在するコランダムの中でも赤いものだけをルビーと呼び、その他の色はすべてサファイアとされたため、サファイアに対するルビーの価値が高く、特にミャンマー産の蛍光性のあるルビーは、鳩の血を連想した 『ピジョンブラッド』 と呼ばれ、特に尊重されています。

 

和名:紅玉
主産地:ミャンマー、タイ、スリランカ等
色:赤、スター効果を示すものもあります。

 

 

8月 ベリドット・・・友愛、夫婦の幸福・・・暗闇を明るくする
独特のオイル光沢と透明感あふれるグリーンが魅力のペリドットは、人口の光の下でより色鮮やかなグリーンに見えることから、イブニングエメラルドとも呼ばれました。またあの有名なハワイのオアフ島のダイヤモンドヘッドに含まれる鉱石が、実はダイヤモンドではなく、ペリドットだった為、以来ペリドットはハワイアンダイヤモンドという別名でも呼ばれるようになっています。

 

古代ではその明るさで悪魔を退散させる力があると言われ、古代の人々が恐れた日食や月食?暗黒の世?に対抗できる太陽の石として、古くから崇拝されてきた石でもあります。

 

この独特なグリーンは、金との相性がいいことでも知られています。金で細工されたペリドットを身につけていると、より絶大な効果が発揮されるといわれ、そのジンクスはやがて、ペリドットは金と共でなければ効果が半減するとまで言われましたが、確かにこれほどゴールドとのマッチングが良いカラーストーンも少ないでしょう。

 

ペリドットには、『持ち主の色欲をやわらげる』・『昂揚した感情を落ち着けさせる』 効果があるともされています。そのため恋人や伴侶の浮気を防止してくれるジュエリーとしても活躍しますので、伴侶の浮気が心配な時にはペリドットパワーを借りるのも手かもしれません。

 

和名:かんらん石
主産地: エジプト、アマリカ、メキシコ等
色: 緑、黄緑

 

 

9月 サファイア・・・誠実、賢明、慈愛・・・旅行の安全・魔よけ
あらゆる青い宝石の中でも最も完璧な青とされた聖なるブルーサファイア。中世ではこの宝石を持つことで、よこしまな考え、色欲を消すことができると信じられていたため、僧侶が指にはめる石に最適とされ。歴代のローマ法王や大司教の指を飾ってきたのは有名な話です。

 

古代では、サファイアは大地を象徴し、空が青いのは大地のサファイアの青を映しているからと言われたそうです。また空気を敏感に感じるともされ、天候によっても光り方が違うと信じられており、まさい天と地に一番近い石と信じられていたようです。

 

深く美しい青を示すつサファイアは、持っているだけで健康を回復し、相手の闘争心を和らげ、人との調和を促すとされている一方で、不誠実な人や、好色な人が持つと色が濁ると言われています。相手に贈ったサファイアがもし濁っていたら、少しご用心したほうがいいかもしれません。

 

鉱石としてはルビーと同じコランダム鉱石ですが、代表的な青のほかにも多色が存在し、特にハスの花の色を連想するゴールドとピンクの中間色であるパパラチアサファイアは、きわめて希少とされています。

 

和名:青玉
主産地:ミャンマー、スリランカ、タイ、インド、等
色:無色、青、緑、紫、黄金色、ピンク等多色。スター効果を示すものもあります。

 

 

10月オパール・・・希望、幸福、安楽・・・悲しみを消し、希望を生む
クレオパトラのエメラルドに対して、シーザーに愛されたといわれているオパール。クレオパトラに一目惚れしたシーザーが心を射止めるためにオパールを贈った事から以後キューピットストーンと呼ばれました。

 

オパールには産地や構成物の種類により、オーストラリア産で有名なホワイトオパール・ブラックオパールの他、メキシコ産で有名なのウォーターオパール・ファイアオパールがありますが、シーザーの送ったのは燃えるように赤いファイヤオパールだったと伝えられています。

 

硬度は非常に弱く、水分を多く含むため乾燥による枯渇もあり、非常に取り扱いの難しい石ですが、表面に揺らめく独特の浮遊色は現代の女性の心もしっかりと魅了させ、いまだに人気の高いジュエルストーンとなっています。

 

和名:蛋白石
主産地:オーストラリア、メキシコ、ブラジル、インドネシア、アメリカ等
色:無色、白、黒、オレンジなど多数

 

 

10月トルマリン・・・無邪気、潔白
数あるジュエルストーンの中でこれほど豊富なカラーを持つ石は無く、ほとんどすべての色がトルマリンで揃えられるほどです。語源はスリランカ語の『トルマリ』。 『多くの意味を持つ』という意味でそのカラーの豊富さから色々ないわれがつけられた石として非常にふさわしい名前ではないでしょうか。

 

赤いトルマリンは『ルべライト』、赤紫は『シベライト』 青は『インディゴライト』黒は『ショール』無色は『アクロライト』と別名が多いのも特徴ですが、単一の結晶内に複数の色が存在することもあり、特に『バイカラー』と呼ばれています。またグリーン・イエロー・ピンクの3色が帯状に重なったものは、その見た目がスイカに似ていることも有り、『ウォーターメロン』と呼ばれ特に珍重されています。

 

また加熱したり加圧した時に結晶の両端で微妙な電気を発することから、和名には 『電気石』 の異名があり、静電気や電磁波に対する効果もあるとされていますが、いまだに科学的な実証はされておらず、その効果については保証されていません。

 

和名:電気石
主産地:ブラジル・スリランカ・アメリカ等
色:緑、ピンク、青、無色、黒など非常に多数

 

 

11月トパーズ・・・友情、希望、潔白・・・美と健康のお守り
シェリー酒の黄金色にベルベットの外観をもつ最上級のインペリアル・トパーズは、夜空に輝く金の星とされ古代より尊重されてきました。またインドでは傷口をなおす秘薬として,また古代エジプトでは、この石を太陽神ラーの象徴として崇拝したと言われます。

 

手ごろな割にはそこそこの硬度もあるためいろんな形にカットが出来、ジュエリーとして使われた時にもさまざまなデザインが選べるのは嬉しいところですが、黄金色のインペリアルトパーズはいまや非常に貴重な石となってしまい、ほとんど手に入らなくなってしまいました。

 

和名:黄玉
主産地:ブラジル、スリランカ等世界各国
色:黄金色、青、オレンジ、ピンクなど多色

 

 

12月トルコ石・・・成功、旅の安全・・・旅行のお守り
紀元前の昔から人々に尊ばれてきた空青色のターコイズ。最大産地が二つ有り、一方のアメリカのインディアンの伝説によると、神様がトルコ石の粉末で空を染めたと伝えられると同時に、邪悪なものから身を守るお守りともされており現在も重宝されています。

 

またもう一方の最大産地のエジプトでは、勇気と決断力を授ける石とされ、ピラミッドの遺跡などからも発見され、古くから人々とつながりが強かったことを示しています。

 

語源はフランス語の『トルコの石』ですが、実はトルコで採掘されるわけではなく、エジプト産のトルコ石がローマにはいるときにトルコで一旦集積されたためこの名がつきました。トルコの人たちには迷惑な話かもしれませんが、仲買人にトルコ人の商人が多かったため、商売繁盛の石としても伝えられています。

 

硬度的には非常にもらいのですが、比較的大きな原石が数多く採掘されるためボリュームアップジュエリーには最適な素材です。天然で黒い縞(ネット)が存在するものも多く、ネット模様によってはさらに貴重とされるものもあります。

 

和名:トルコ石
主産地:アメリカ、エジプト等
色:青、青緑、緑

 

 

12月ラピスラズリ・・・永遠の誓い
ラピスラズリの語源は、ラテン語の"石(ラピス)"とペルシア語の"青い(ラズリ)"の合成語からからきているそうです。

 

一般的に紺色の石と思われていますが、実は数種類の鉱物の集合体で形成されており、金色のバイライトや白色のカルサライトを含むことが多いため、金色や白色の斑点が見受けられるのが特徴で、その斑点から宇宙に星が瞬くような神秘的な宝石とされ、古代エジプト時代から聖なる石として国王・王族・司祭階級に愛されました。

 

数種類の鉱石の集合体であるため高度的にもろく衝撃を与えるとボロボロと掛けていくことも多いのですが、トルコ石同様比較的大きめな結晶が数多く見つかることと、加工も容易なため昔から装身具用のジュエルストーンとして愛されてきました。

 

和名:瑠璃(るり)
主産地:アフガニスタン・ロシア等
色:紺と金・白の混合色

 

 

12月タンザナイト・・・空想、冷静、神秘、誇り高き人
1805年に初めてオーストリアで発見されたゾイサイト。そのうち美しいブルー色を示す物をタンザナイトと呼びますが、この美しいブルーのゾイサイトは1967年に、タンザニアのキリマンジャロで初めて発見されました。

 

その後かの有名なティファニーにより、発見された場所にちなんで『タンザナイト』と名づけられ、新しい宝石として紹介されたのですが、この透明感のある美しいブルーは瞬く間に世界中のジュエリー愛好家に認知され、爆発的な勢いで普及し短期間でメジャーストーンの地位を確立しました。

 

現在ではいまやその需要量に採掘量がまったく追いつかず、高品質のものは非常に価格が高騰し、レアストーンとしての地位を高めています、

 

ただあまりにも新しいジュエリーのため、12月の誕生石とされたのはまだつい2?3年前のことで、いまだに正式な12月の誕生石としては認知されておりません。ただ誕生石もその時代で少しずつ様変わりしていきますから、今後より多くの皆さんに認知されるのも時間の問題ではないでしょうか。

 

和名:瑠璃(るり)
主産地:タンザニア・ケニア
色:紺と金・白の混合色